USBメモリは手軽で使い易い記憶媒体、様々なシーンで利用されている事と思います。小型で軽量、衝撃にも比較的強くポケットにも入る大きさです。
最近は64GBを超える容量の大きなUSBメモリも安価に販売されているのでとても身近な存在ですね。大切なデータをパソコンに残さず全てUSBメモリに入れているという方もいらっしゃるようです。
そのUSBメモリからデータが消えたり間違って消去してしまった、USBをパソコンに繋いだらフォーマットしてくださいと表示が出た、接続しても点滅を繰り返したり点灯しっぱなしで全く認識しない場合、本当に困ってしまいますね。そんなときはアンサーポイントにご連絡頂ければデータの取り出し作業をお手伝い致します。
認識しないUSBメモリからのデータ復旧の方法に関して
弊社にてUSBメモリの物理障害におけるデータの復旧手順の一例をここでご紹介したいと思います。
現在USBメモリがアクセスできなくなってお困りの場合弊社へご依頼いただければこの様な機器等を用いて大切なデータを回収する事が可能です。また復旧作業には道具をそろえれば良いという訳では無く多くの技術と経験が必要になります。アンサーポイントでは長年のデータ復旧作業で蓄積された技術と知識で対応可能です。下記内容からデータ復旧作業はどういうものか参考にして頂ければ幸いです。
USBメモリが故障した場合、データを取り出すために必要ツールに関して
USBメモリが認識せず物理障害でアクセスできなくなった場合は、その認識しなくなったUSBメモリ内からデータを記憶しているチップを取り外し専用のリーダで読み取りソフトウェアでコントローラーを再現してデータの回収を目指します。
まずメモリチップを取り外すために必要な工具を列挙します。
USBメモリ実装メモリチップ取り外しに必要な道具
ホットエアー
弊社ではHAKKO製FR-801を使用しています。ノズル形状も様々選択できますがUSBメモリからチップを取り外す際には細めのストレート管を使用しています。
基板固定器具
使い勝手と固定の強度を優先させて回転式のベンチバイスを使用しています。今は専用の小型基板固定用の台が売っていますが昔から慣れているのでこちらを用いています。
フラックス
メモリチップの接続端子(足)へホットエアーを吹く前に塗ります。これが無いとなかなか基板から取り外すのが困難となり、取り外し時に周辺実装部品まで損傷する場合もあります。
ピンセット
メモリチップを取り外す際にこれで摘まんで取り外します。ホットエアーの温度が低い状態で無理に引っ張ると足が破損する場合がありますので注意が必要です。
実体顕微鏡
弊社ではCarton社製MICROSCOPE:SCW-40Lを使用しています。かなり古い実体顕微鏡ですがメーカーで補修パーツ(専用の交換電球等)を現在でも取り扱っておりしっかりしたメーカーという印象があります。(最近では安価なUSB接続やwifi対応のマイクロスコープが安価で発売されていてそれを利用するのも便利かもしれないですね。)
今回は取り外したメモリチップの接続端子(足)を整形する場合に使う事があります。また基板の損傷個所を目視で確認する場合にも使用します。データ復旧の際に基板損傷のケースでは無くてはならない道具です。
では上記の様な道具でメモリチップを取り外したあとはどのようにしてデータを読み取っていくのでしょう?そのためには下記の様な特別な復旧専用の機材が必要になってきます。
取り出したメモリチップを読み取る為に必要な道具
AceLaboratory社製 FLASHメモリ読み取り装置 PC-3000FLASH
USBメモリに搭載されているNANDフラッシュチップ等を読み取る為に必要な装置になります。このほかにFlash Extractorを使用してデータを読み取る方法もありますが弊社ではこちらの機器を採用しています。USBメモリが物理的に損傷して認識しない場合はこちらの復旧機器がとても重要になっており、こちらを使用しなければデータの回復が望めないケースが多々あります。
USBメモリのデータ復旧を依頼される場合はこの機器を保有しているデータ復旧会社へ依頼される事を最低限の条件とされた方が無難です。かなり高額な海外製の復旧設備ではありますがこれが無ければデータの復旧率は大幅にダウンしてしまいます。
この他にこのデータ復旧装置を接続するためのWINDOWS-PCが必要となります。データ解析にはCPUの能力が最大限に使用されますので接続するPCの性能も高いものが要求されますの性能が高いほど解析に掛かる時間も大幅に削減されます。
アンサーポイントでは上記の様な機材を用いて安全かつ迅速に破損したり認識しなくなったUSBメモリからデータを回収する事が可能です。USBメモリが点滅を繰り返してアクセスできなくなってしまったり全く反応しなくなってもあきらめないで弊社にご相談ください。
USBメモリが点滅してアクセスできなくなったケースの記事はコチラ
対応可能 USBメモリ搭載コントローラーメーカー一覧
USBメモリに搭載されるコントローラーに関しても次々と新しいものが登場しています。アンサーポイントではACELAB社PC-3000FLASHのバージョンアップを行い最新の復旧環境で対応しています。
- ALCOR MICRO (AU)
- APPLE
- CHIPSBANK (CBM)
- iCREATE
- INCOMM
- INNOSTOR (IS)
- ITE
- LEXAR
- MXTRONICS (MW)
- NETAC
- PHISON (PS)
- PROLIFIC (PL)
- SAN DISK
- SILICON MOTION (SM)
- SKYMEDI (SK)
- SSS
- TOSHIBA (TC)
- USBEST
対応USBメモリメーカー一覧
USBメモリは有名メーカーから外見ではメーカーが判断できないものまで無数にあります。アンサーポイントでは内部構成を専用の装置で読み取りメモリ種別コントローラータイプを判別、様々なUSBメモリからデータを回復する事が可能です。
- A-DATA
- BUFFALO
- ELECOM
- GREEN HOUSE
- I-O DATA
- KINGMAX
- KIOXIA
- Lexar
- PQI
- PRINCETON
- SANDISK
- SANWA SUPPLY
- SONY
- TOSHIBA
- TRANSCEND
- Verbatim
- Adam Elements
- amadana
- Apacer
- Apricorn
- AREA
- ASK
- Auto Drive
- Bone Collection
- century
- CFD
- Cima
- CORSAIR
- CUBE
- Cut & Paste
- ESSENCORE
- FOCAL POINT COMPUTER
- Fruitshop
- Gigastone
- GOSH
- gourmandise
- Hacoa
- HIDISC
- iCIRROUND
- iDiskk
- IMATION
- J-Force
- Jujo Electronics
- KAGA CREATE
- KASHIMURA
- Kenko
- Kingston Technology
- LACIE
- Leef
- Leica
- LOGITEC
- MASTER REPLICAS
- miyoshi
- MTC
- OHM
- PB SWISS TOOLS
- Pentel
- PHILIPS
- PhotoFast
- PNY
- PRETEC
- Silicon Power
- TCELL
- TDK
- TRIBE
- VICTORINOX
- WELLY
- WILLCOM
- YUJIN
他多数メーカーに対応しています。
USBメモリに問題が発生した場合の注意点
もしUSBメモリからデータが読み取れなくなったり間違って削除した場合、復旧率を上げるため次の事に注意して下さい。
①USBメモリを初期化(フォーマット)しないで下さい
初期化(フォーマット)する事により内部のデータ破損が進行し復旧の難易度が上がる場合があります。
②PCから取り外し再度USBポートに差し込んだりしないで下さい
USBポートへ抜き差しを繰り返す事によりさらに障害箇所が増える場合があります。
③USBメモリを分解しないで下さい
物理障害の場合復旧が困難になる場合があります
④破損した場合はばらばらになった部品も可能な限り保管してください
壊れても部品があることによって復旧作業がスムースに行える場合があります。
⑤水に濡らした場合無理に熱を加えて乾燥させないで下さい。
ドライヤーなどで無理に熱を加えると復旧不可能になる場合もあります
~USBメモリに問題が発生した場合はできる限りそのままの状態にして頂けると復旧率も上がります。~
USBメモリデータ復旧に掛かる料金
アンサーポイントではUSBメモリの論理障害・物理障害の2つに区分されます。
論理障害
間違って削除したりいつの間にかデータが消えてしまった場合、また基盤損傷などで物理的に破損していない状況は論理障害となります。
復旧代金
データ容量 | 費用 |
~32GB迄 | 7,800円(税込) |
~64GB迄 | 9,800円(税込) |
64GB超 | 12,800円(税込) |
※上記容量はUSBメモリの容量ではなく保存されているデータの容量です。128GBのUSBメモリでデータ容量が32GB以下の場合は7,800円(税込)となります。
物理障害
基盤の損傷や刺し込み口の損傷、全く認識しない等物理的に壊れている場合は物理障害となります。
復旧代金に関しては容量や症状、ドナーパーツ使用の有無により変わります。お客様からの情報を元にお見積り致しますので詳細はお電話等でご相談くださいませ。
その他費用
データ保存先媒体費
取り出したデータを保存する媒体費となります。8GB以下は無料となります。お客様にてご準備いただく事も可能です。
取り出し容量 | 媒体費 |
~8GB | 無 料 |
~16GB | 1,280円(税込) |
~32GB | 1,800円(税込) |
~64GB | 2,800円(税込) |
~128GB | 3,800円(税込) |
返送送料
クロネコヤマトの宅配便にて60サイズにてご返送致します。岩手県からの送料は地域により756円(税込)~1620円(税込)となります。
代金引換手数料
クロネココレクト着払いの場合代金引換手数料550円(税込)が加算となります。
お申し込み方法
簡単便利なフリーダイヤルでお申し込み下さい。
お客様専用フリーダイヤル
0120-973-900 にて午前9時から午後7時まで受け付けております。
USBメモリデータ復旧発送先住所
〒023-0066
岩手県奥州市水沢区前田袋101-1
有限会社アンサーポイント
TEL0197-24-3724
FAX0197-24-3742
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