2022年度データ復旧の方針に関して
2021年を振り返って
昨年のアンサーポイントのデータ復旧の取り組みに関して、ACELab社のデータ復旧設備「PC-3000PortableⅢ」の導入が大きなニュースだったと思います。
新設備の導入に伴いデータの復旧率も向上、今まで時間の掛かっていた作業や取り扱いの難しい作業もスムースに行えるようになりました。
HDDの大容量化に伴い取り扱われるデータの量も数年前とは比較にならない位大きくなり取り出し必要データが増えて時間のかかる作業が以前より増えてきました。
その事を踏まえデータ回収用の設備を増やしたり効率の良い作業工程の見直しを行ってきました。できる限りお客様の力になれるよう取り組んできた1年でした。
2022年のデータ復旧の取り組みに関して
今年度は新たにクリーンベンチを導入しておりヘッドの交換作業にも自社内でスムースに作業を行える環境が整いました。また現在基板補修用に新しいリワーク設備を導入予定です。
現在も基板の損傷に対応しておりますが現在は様々なリワーク設備が市販されておりそれらを導入することにより作業効率も向上すると考えています。
またHDDに搭載されているEEPROMの書き換え作業等にも新たに対応、リワーク設備による移植だけでなくROM書き換えによる対応も現在行えるようになっております。
PC-3000PortableⅢ&クリーンベンチによるヘッドの移植作業&リワーク設備による円滑なPCB(制御基板)の補修 という3つの大きな柱で本年度も作業を対応させて頂きます。
上記はHDDに関する作業環境についてですが、USBメモリやビデオカメラ等のFLASH製品に関しても「PC-3000FLASH」等を用いてより重度の障害に対応した作業環境を構築しており重度の障害の際も対応可能となっております。
データの復旧と言っても作業の内容・工程はケースによってとても多岐に及びます。アンサーポイントはそのような難しい問題に対しても積極的にアプローチできるよう日々努めてまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。